乳がんについて

乳がんは乳腺(母乳を作るところ)に発生する悪性腫瘍です。
日本人女性の約20人に1人が発症すると言われ、今、乳がんになる方は増え続けています。
女性が発症するがんでは第1位。特に30~64歳の女性のがん死亡原因のトップとなっています。

ただし、乳がんは闘える病気です。

診断技術や医療の進歩により、乳がんは早期に発見できるようになりました。
また治療方法など医療の発達もあり、乳がんは治癒する確率が非常に高い病気なのです。

まずは事前にお問い合わせください。

乳がん検診の流れ

当クリニックで行う検査内容は、<問診><視診><触診><超音波検査(エコー)>です。
この方法によりほとんどの病変の検出は可能です。
検査の際には女性スタッフが付き添いますので、安心して受診いただけます。

なお、月曜日(午前診療)と土曜日(午前診療)は日本乳癌学会専門医が検査いたします。

問診

問診票

「外来乳房問診票」に分かる範囲で詳しくご記入ください。
患者様の既往歴(過去の病歴および健康状態に関する記録や既婚・未婚、出産経験等)や、家族歴(家族や血縁者に関する病気の履歴)、自覚症状などを記入して頂き、現在の状態をより知ることで、より正しい診断が行えます。

視触診

ベッド

ベッドに横になり、乳房の変形や、しこりがないかを確かめます。
またしこり以外では、乳頭からの出血、分泌液に血が混じっていないか、乳頭の陥没がないかなどを診ます。
がんが転移しやすい、わきの下のリンパ腺や頸部、鎖骨のリンパ腺の様子も併せて触診します。

超音波検査

超音波

超音波検査とは、乳房に超音波を当て反射してくる波(エコー)を画像化し、その様子を診る検査です。
横になり、乳房にゼリーをぬってから、乳房の上で超音波を出す機械を動かします。
超音波検査は若年層の乳腺などには特に有効です。
乳房を圧迫する必要がなく、痛みも全くありません。
また、超音波を使用しているため、X線のような被爆もなく、妊娠中の方でも安心して検査を受けることができます。


検診結果

診察風景

検査結果を当日お知らせいたします。


自己チェック方法

乳がんは体の表面に近いところにできるため自分で気付きやすく、また、早期に発見すれば治りやすいのが特徴です。
症状は乳房のしこり、乳頭からの分泌など、触ったり目で見てわかるものが中心なので乳がんの早期発見には自己検診がかかせません。

乳がんは自分で発見できる唯一のがんです。早期発見のため月1回のセルフチェックを習慣づけましょう。

1.乳房の形を確認


鏡の前に立ち乳房の形を確認しましょう。
表面にくぼみ・しわ・ただれなどの変化がないか、両手をあげたとき、ひきつった感じがないかどうかをチェックしましょう!

2.指で触って確認

乳房から脇の下にかけてくまなく触り、しこりや部分的に硬いところがないかチェックしましょう。

超音波
親指以外の4本の指を軽くそろえ、「の」の字を描くように指をすべらせます。
指の腹(指先に近い部分)で乳房を軽く押し、場所を少しずつ移動しながら触ります。
「渦巻き式」や「平行線式」をもちいると、くまなく確認することができます。

渦巻き式


乳房の外側に向って渦巻き状に触れチェックします。

渦巻き式


乳房の横方向と縦方向に平行線をひくようにすべらせチェックします。

乳房の外側に向って渦巻き状に触れ、横方向と縦方向に平行線をひくようにすべらせチェックします。
しこりがないかチェックします。押す強さを何度か変えて、脇の下まで触りましょう。

最後に、乳房や乳首を絞るようにして、乳首からの分泌物がないかチェックします。
血液混じりの分泌物が出たときは、すぐに乳腺専門家のいる病院を受診してください。


Q.どうしてセルフチェックが必要なの?


乳がんの患者さんの8割は、自分でしこりを見つけて病院に来られています。
乳がんの早期発見には、定期的に検診を受けることが必要ですが、何よりも月に1回のセルフチェックがもっとも大切になります。
月に1回のセルフチェックの習慣を身につけ、継続して行うことで、普段とは違う乳房の変化に気づくことができます。